あれかこれかでなく

先日、教育センター(市教委の関連団体)の教育相談を受けてきました。

 

おそらくは校区の中学に行かないマロンの次の行き先を決めるため。

また、将来、自分のしたいことに向かって進めるための可能性を捨てないでおきながら、

マロンに合った場所を見つけるためのものでした。

 

最近の様子の聞き取り、昨年、児童相談所でとったWISC-Ⅲ、学校の宿題のノートなどから

担当の先生がいわれたのは

・通常級が望ましく、高校も通常の高校がよいだろう。

・この成績だと中学でも、部分的に苦手なところはあっても落ちこぼれるということはない。

・本人の様子をみながら、交流授業の体験だけでもさせてあげたい。

 

ということでした。

私としては

日常的なやり取りの弱さ、

集団の中で、自分の状態や気持ちを切羽詰っていても切り出せない弱さを抱えているマロンには

まずこの部分をのばしてからでないと通常級は無理だと思っています。

 

と同時に、マロンを見ていると、将来、自分で何かをしたくなったときに

それがどうにもかなわない状況になってしまっていることは避けたい。

高等養護では高卒資格が得られません。

高卒の資格が前提条件となるような資格や進学を、志してももうどうにもならない

というようなことは避けたいなと思い始めています。

 

就職や自立を考えるなら、高等養護かもしれません。

可能性を延ばす一時期がほしいなら、通常の高校だろうと思います。

私はその両方がほしいと思っています。

2 Responses to “あれかこれかでなく”

  1. rihumi より:

    我が子も、学校の勉強そのものは、何とか家や例えば塾なりで
    補っていけば交流級に居ても授業中には
    大きく困る事は無いような気がします。
    大きく困る事が無いといっても、クラスの中で大きくは落ちこぼれないという感じで考えればという事なのですが。
    ただ、やはり、学校生活の中のそういう勉強以外のところというか
    行事とか、同級生の中での些細な事とか
    自分から言えない部分とか<特定の人からそのキッカケとなる物を
    引き出してもらえないと、なかなかに問題点を自分から出すという事はできない
    など日常の中での困る事があちこち起こることがあり・・・(滝汗)
    子供の年齢も上がってきているので
    この先も親がその問題に関わっていけるかどうかは微妙です。
    どちらか一方を取るというのは本当に難しいですよね
    大げさな言い方かもしれないけれど
    どちらかを取れば、どちらをとったにしても何らかの不具合があるような気がします。
    >高卒の資格が前提条件となるような資格や進学を志しても
    >もうどうにもならないということは避けたい
    これは、本当にそうですよね。
    意外と多いですよね、高卒の資格が前提条件になるものって
    意外と多いというより、ほとんどはそうと言った方が早いかもしれません
    それか・・・ウルトラ級に飛びぬけて頭がいいか
    ウルトラ級に飛びぬけて頭が良ければ卒業してなくても
    実力を示せる場面にもしも恵まれるならば 認められるかもしれません
    それが明記されてなくても 当たり前のごとく
    高卒資格がある事が条件になっている所も沢山あります。
    たぶん・・・・あちらからすれば、それは当たり前すぎて明記しなかった
    までの話なのかもしれません。
    (昔、求人の面接を受けたところで、学歴について書かれて居なくても
    実際は最低限は高卒資格が必要であった所がほとんどでした
    本当に学歴について問わない所は、本当に本当に僅かです。
    問わないのは大卒か高卒かを問わないだけで、中卒か高卒かを
    問わないのではないのがほとんどと感じました)
    学歴は結婚にも影響しますし
    勿論、そういう事について言わない親も時々は居ますが
    それで反対する親もかなり多いと思います。
    女であってもそうだから男だと余計かなと考えてしまいますね・・・
    そこが何よりも大事なわけじゃないという考えが自分自身の中にあっても
    別に高卒資格が無くても充分に幸せであれる事が自分自身は分かっていたにしても・・・
    世間がそうである限り
    世間がそれを元に次に進むステップへの資格としてみる限り
    やはり重要視せざるをえない部分はありますよね・・・
    高校の問題がもしも両方ある程度兼ね備えているような
    学校が出来たとしても、またその先の問題もあり
    なかなかに難しいですよね。
    どうしても、頭の中で、いつか無くなる<支援>状態を
    どうしても考えてしまうのは私が成人当事者だからかもしれません。

  2. マコロン より:

    この一件について、担任の先生にお手紙を書きました。
    只今、返事待ちの状態です。
    どんな返事が返ってくるか楽しみではあります。
    ただ、自閉症の<人とのやり取りの難しさ>が色濃く出ている場合は
    やっぱり支援が必要だと思うのです。
    そうであれば、療育手帳やそれかわるなんらかのものを交付してもらって、福祉サービスなり、サポートなりを受けられる状態におくことが必要だと思います。
    そういう状況を考えれば、特別支援級にいて
    いつでもサポートが受けられるほうが好ましいだろうと思います。
    懸念されるのは、特別支援級があまりに重過ぎると、
    自閉の子にとっては通常級よりも居にくい状況が生まれることです。
    数年前のマロンの状況ですね。
    できれば高機能自閉症とかアスペルガー障害、学習障害、ADHDなどのうち、行為障害を起こしていない子たちのクラスができればよいなと思います。
    イギリスでは高機能自閉症のこの学校があると聞いていますが、
    筑波以外に自閉症の学校を作ろうという話は日本では全くありません。
    このままだと何れ療育手帳も交付されなくなると思うので、
    もっとサポートから遠ざかるだろうとも思います。
    >いつか無くなる<支援>状態
    が目の前に迫ってきているという感じで実のところ焦っています。
    ですからなおのこと、高等養護にという気持ちもありますが、
    学歴を考えれば、
    高等養護→不登校などのサポート校(高卒資格を得る)→就職・進学
    ができないかなぁと思っています。
    システム上の問題があるかどうかも含めて、ちょっと調べなくてはいけません。
    ・・・教育センターの担当の先生は、高等養護で高卒資格が取れないこと、最初は知らなかったんですよ。こうした学校関係の人たちは、システムのことどれだけ知ってるのかというのも今は不安です。
    どこに行けば確かなことがわかるのでしょうかねぇ・・・。

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