ノートテイク
自閉症の人が割りと苦手なのが<ノートテイク>じゃないかと思います。
細部にこだわりすぎて、大切な部分がどこかわからない。
だから、教科書や人の話の要点を短くまとめられない。
従って、書字はできても、ノートが取れない。
たとえば、話や教科書をすべて書き取ったようなものはできても
それは実用的なノートではない。
受験やテスト用の<→>や色分けされた、自分のためになるようなノートは
なかなか作れない。
こんな感じがします。
今年度最初の懇談会の後で渡されたのは
子どもの基本情報と親の希望を書くものでした。
親の希望はいっぱい書いたのですが、その中の一つが
<ノートテイク>
先生はよく教科書をまとめるタイプの宿題をマロンに出してくれました。
塾の夏期講習が始まり、マロンに渡しておいたノートを見てみると
4教科すべて、何か書かれてあります。
マロンなりのノートでした。
一部は四角い枠で囲ってありました。
塾の講習はこれで3度目くらい。
いつもノートは真っ白なままだったので、持参するものには入っているけれど
テキストに書き込んで済んでしまうくらいしか板書は無いのかと思っていました。
→マロンがノートテイクできなかっただけでした(笑)
ノートテイクできないだろうということも塾には話してありました。
猛スピードで進む授業の中では
マロンのノートテイクのサポートにまでは手が回らなかったのだろうなとも思いました。
一学期・・・といってもノートテイクの練習をしたのはせいぜい十数回。
生き物委員会で書記(板書を写す)になって、数回。
でも、このことがマロンには大きな力になっているようです。
ノートとか手帳とか家計簿とか難しいなぁって私も感じます。
我が子も、苦手です(滝汗)
編集能力とかそういうのが必要なのかなぁと思います。
以前に、東大生とショウワノートで共同開発したノートが売り出されたようで、たまたま大きい文具店?で見かけてパラパラと中を見てみたのですが、おそらく、私には活用できません。
東大生のノートは美しいとか、そんな本があるみたいですが
美しいというよりも、創意工夫、自分に合った分かりやすい形に
編集できているかという問題なのかなぁと思いました。
ほぼ日手帳ってご存知ですか?
結構いいお値段する手帳なのですが、人気のある手帳です。
が・・・私はWEB上で公開されている手帳の中身を見て
どう活用していいのかサッパリ分からなくなるだろうと思いました。
自由度が高いけど・・・その自由度の高さが逆にどう書いていいのか
分からない感が強くなると思いました。
学校(勉強)ノートからは話が遠ざかってますが(滝汗)
編集の部分での能力が、あまり良くない私の場合
項目がいくつか事前にあって
その他に項目を増やしたりできる物が使いやすいように思います。
ただ、勉強に限らず、様々な事を書く(文字通り紙に書く)機会が多いと
少しは、その中で自分の分かりやすい形を 少しだけ把握していける
事もあるような気もしています。<様々な形式を見る事もするので
>東大生とショウワノートで共同開発したノート
そんなノートがあるのですか?
知らなかったです。
ほぼ日手帳・・・
サイトに行ってきました。
私には向いてそうです。
書き溜めたいことが一冊にまとまるので。
カードやノートに最初から分類してから書き留めるのが億劫なのです。
結局、どこかにやってしまうのが私(汗)
自由っていうのはとても難しいことで、
あのノートでもいうような自由というのは
各人の頭にあるテンプレートのようなもの
(がおそらくこのくらいの年齢ではあると思います)
を制限しませんよという自由。
下手に枠線やら何やらがあると、頭のテンプレを変更しなくてはいけないから。
ノートテイクを構成する要素はいくつもありますが
マロンが鍛えているのは、言葉をまとめるだけでなく
言葉の羅列を視覚的に取り入れるように変換する
テンプレを作る作業だと思っています。