どうするのがいいのかな~
マロンは夏期講習の真っ最中です。
3週間ほど前に送られてきたワークブックを学校の宿題が終わってから必死にやり進め、
講習の前日にはほぼ講習範囲の予習を終わりました。
家でいつもやっている「〇ペン先生」とはレベルが数段は上なので、
応用問題になると一問解くにもかなりの時間が要ります。
ほんとに苦しみながら
「もう、次は(講習を)申し込まない!」
といいながらマロンはやってきました。
講習の前には教科ごとに、どこをどれだけ押さえているのか確認するテストが行われます。
いつも、惨憺たる結果ですが今回は少し違いました。
算数のテストでは同じ点数で3人がトップ。
その中の一人がマロンでした。
とはいえ、たまたま、簡単な計算問題の比重が高いせいだっただろうし
今回の問題はそれほど内容が難しくなかったせいだと思います。
でも、このことで、少し、マロンが自信をつけてしまいました。
しっかりがんばったら、僕もできる・・・。
それはとても大切な気持ちで、持っていてほしい気持ち。
ただ、問題の解きかたを見ていると、決して出来がよいわけではありません。
一方、苦手なところを何箇所かクリアすれば、おそらく見違えるようにできる可能性がありそう。
中学は特別支援級と決めているつもりですが、そこでは体力づくりと作業学習がほとんど。
マロンが勉強したいといってきたらどうしようか~。
塾にはおそらくついていけない。
仮に家で勉強しても、<一般的な高校受験>という目標もないだろうし。
楽しみで、マロンなりに勉強していくのがいいのかな。
そんなやりかたでもいいのかな。
それでも道は拓けるのかな。
そんなことをあれこれ思い始めました。
勉強(学び)という意味と、世間での勉強(学歴)では
何か意味が違いますよね・・・
学びという意味で言えば、自分なりに興味がわいたこと
疑問に思った事、そういったことを掘り下げて学ぶスタイルが
私的には理想的に思います。
歴史に関連した事も、学校の授業に組み込まれていた年齢の時には
興味もわかず、意味も分からず、何の感慨も無い?年の頃に
学ぶよりも(もちろん、その年代で興味深く感じる人も居るとは思いますが)私の場合は、大人になってから様々な情報を得る中で興味がわいて学ぶ方が 何となく学びの質が違うような気もします。
学歴社会ではなくなってきたというものの
やはり、まだまだ学歴で判断される部分は多いと感じたりします。
主人の会社の話を聞いても、自分自身のこれまでを考えても・・・
学歴・資格社会であるのは、まだまだ変わらないのかなぁなんて
考えたりします。
この一件は、もうず~っとひっかかっていてすっきりしませんでした。
学歴の問題・・・ありますよね。
おそらくずっとあると思います。
高等養護学校では高卒の資格はもらえないので
それも気になるところではあります。
ずっともやもやしながらrihumiさんのコメントを読んだり、
本を漁ってみたりして、ようやくすっきりしたところなのですが
私、マロンには勉強をさせたいのです。
勉強っていっても、そんなにできるわけないのだし、
自閉症の人でもものすごく頭のいい人たちを見てきて
アカデミックスキルのみでは生きる戦力にはならないと思っています。
それでも、勉強させたいって思うのは
新しいことを学ぶことが、脳にも、その人の向上にもなるからだと
信じているからです。
使わない脳は間違いなく死んでいきます。
使う部位の神経がそこを支配するようになり、
使わない部分の領域はどんどん衰えていきます。
慣れたこと、楽なこと、変わりばえのないことばかりでは
その人の精神が死んでいきます。
だから、私はマロンに勉強をさせたいのだなとわかりました。
アカデミックスキルは<思考力、論理性、言語力>を高めます。
もちろん、新しいスポーツ、外国語の習得、楽器の練習などなど
どれも勉強です。
適切なレベルのものを選べば、よい刺激になりますよね~。
図書館で何気なく手に取った「脳は奇跡を起こす」という本を読んで
なおのことそう思いました。