手の使い方

私自身は<手の使い方>をとても大切に思っています。

 

手は運動器官であり感覚器官でもあるから。

つまり、その使い方次第では生活レベルが上がっていくだけでなく

認知の度合いも上がっていくはずだから。

 

脳がどの部分に関与しているかの地図をみると手に関する部分が非常に大きいことがわかります。

手で触れる、操作することを通じて、脳が刺激を受けます。

その意味合いは、足に物が触れるとか、背中に何かが当たるとかいうレベルのものではありません。

 

残念ながら、「フィンガーカラーリング」を実践している人以外はこのことを考える教師は

おそらく一人もいないでしょう。

どんなところに行っても<力を入れて書きなさい>という完全に真逆のことが行われていますから。

マロンたちのような子の多くは、その不自由な体をもっと不自由にさせられているんですね。

なのに彼らはそれを<指導>と呼びます。

 

2 Responses to “手の使い方”

  1. rihumi より:

    我が子は、とっても筆圧が強いです。
    ここの所は随分良いですが、低学年ごろは
    ボールペン等、すぐに書けなくなりました<入れる力が強すぎて
    鉛筆もすぐに芯を折ってしまう。
    力は強いんです、ある意味・・・力が入りすぎているんです(滝汗)
    手の力の入れ方や動かし方のコントロールができないという感じ
    なので、
    ><力を入れて書きなさい>
    というのは、やはり違うだろうなぁと思います。
    私も筆圧が強すぎる子供でした
    今もたぶん筆圧が強く、爪が少し伸びている時には
    人差し指に親指の爪が食い込んだ跡が残ります(滝汗)
    6年生になって我が子が通う交流級では
    毎日腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット各10回ずつが
    毎日の宿題の中に加わりましたが
    それまで我が子は腹筋が出来ませんでした。
    それまでは、特に学校でやる機会も、さほど無かったので
    私もよくよくは、その部分をついて練習するというのは無かったのですが
    なぜ・・持ち上がらないんだろうと思っていました。
    力は充分に入れていて真っ赤な顔をしているけれど・・・
    6年生になって宿題になったので最初の日に一緒に練習してみると
    力の入れ方、入れどころが全く違っているから出来ないのに気がつきました。
    我が子はおなかにだけ力を入れていました。
    確かに腹筋なので腹筋の力を意識して行うのは良いけれど
    最初から全くほかの(足など)ところの力を抜いて腹筋だけで
    体を起こすのは難しいのに・・・
    力を入れてだけでは全く充分ではないですよね
    元々の体の不器用さもあるかもだけれど
    使い方の問題、力の加減の問題もあるような気がすることがあります

  2. マコロン より:

    rihumiさん、コメント、うまくUPされてなかったようです。
    結果的に遅レスになってしまいました、ごめんなさい。
    私がまだ、MTになれていないせいだと思いますが、
    今後はもう少し気をつけますm(__)m
    うちも腹筋や筋トレ、入ってました。
    運動会の後も宿題で腹筋が出ています(笑)
    腕立て伏せや手押し車もやってほしいなと思います。
    マロンもやっぱり、力の入れ方がへたっぴ~でした。
    次の記事に書いたを読んだのですが、
    やはり<力を入れる>のではなく、
    <無駄な力をぬいて、関節を柔軟に動かせる状態を作る>
    のは大事なことのように思いました。
    力を入れないというのではなく、力みをなくするというのか、
    だれるのではなく、もっともよい状態に保持するというのか・・・。
    それによって、指や手のみでなく、
    それらを動かす、より上位の筋肉や関節
    ~肩甲骨、肩、腕、肘、手首~の力を引き出し
    さらにそれを利用するのが<器用>という状態なのだと思います。
    だから、身体の使い方、筋肉の使い方、力の入れ方
    がなかなかわからない自閉症児には
    なおのことキツイのですよね、こうしたことは。
    通常の<未発達>とは全く違う部分を持っているのですから。
    えじぷ~♪さんのブログのイガイガ君・・・。
    私、気になるんです。
    彼はどんな手の使い方をしているのかな?
    どんな指示によって、その動き(彼なりの工夫)はどう変わるかな?
    って。
    ハンドスキルにはまったもののサガですねぇ~(汗)

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